「災い転じて福となす」大空町 神野里美

今年も北海道合同展に参加できますことを心から感謝いたします。

宙を奏でる点描曼荼羅画を描くようになってひとつの大きな学びがありました。

それは「失敗は起こらない。一見失敗した、間違った、と思われる出来事であっても、むしろそこからより良いものが生み出される」ということです。

私は空き時間にちょこちょこと細切れに曼荼羅を描くのでなかなか集中できず、点をうつ場所を間違ったり色を間違ったり、ということがよくあります。

いったん描いた点描を消すことはできない…どうしようか?と直観が降りてくるのを待ち、間違った箇所を活かすべくいったん描き終えた箇所にもさらに手を加えていきます。するとよりいっそう、曼荼羅が生き生きとしてくることが多いのです。

間違ってかえって良かったな、こうなるために必要な失敗だったんだな、とつくづく実感します。

災い転じて福となす。私の大好きな言葉です。

失敗したり間違っていいんだよ、そこからもっといいものが生まれるよ、ということを、宙奏曼荼羅を通して様々な悩みを抱えている方たちに伝えられたら幸いです。

(WEBサイト)

北海道大空町・画房こぐまーなの森

http://jinnofarm.xsrv.jp/sorakanamandara/